この記事の要点
バナーは小さな制作物ですが、ヒアリングや方向性確認は1枚でも必要です。1枚目と展開分を同じ料金にせず、準備時間と制作時間を分けて考えます。
小さい制作物ほど、準備時間の割合が大きくなります
バナーを1枚作る場合でも、目的確認、遷移先の確認、参考調査、文言の優先順位、素材チェック、連絡が発生します。デザイン作業が2時間でも、前後の対応を含めると4時間になることがあります。
「小さいから安く」と考える前に、案件を開始するための固定時間を確認します。
料金は5つに分けると説明しやすくなります
企画・方向性整理
目的、訴求、参考イメージを揃えます。
目的、訴求、参考イメージを揃えます。
初回デザイン
最初のサイズでレイアウトとトーンを作ります。
最初のサイズでレイアウトとトーンを作ります。
サイズ展開
縦横比に応じて再配置します。
縦横比に応じて再配置します。
文言・画像差し替え
同一レイアウトでのバリエーションです。
同一レイアウトでのバリエーションです。
修正・納品
修正回数と納品形式を決めます。
修正回数と納品形式を決めます。
1枚目と2枚目以降を分けます
初回デザインには、企画とルールづくりが含まれます。2枚目以降が同一トーンのサイズ展開であれば、初回より短い時間で制作できます。
| 区分 | 内容 | 料金の考え方 |
|---|---|---|
| 1枚目 | 方向性設計と初回デザイン | 基本料金 |
| サイズ展開 | 同一内容を別サイズへ調整 | 基本料金の一部 |
| 別訴求 | コピーや構成が異なる | 新規制作に近い料金 |
| 文言差し替え | レイアウトは同じ | 作業時間で設定 |
最低受注料金を決めておきます
1枚だけの依頼でも、見積書、メール、請求、データ管理の時間は発生します。そのため、制作時間だけではなく、案件を受けるための固定工数を含めた最低受注料金を決めておくと安定します。
最低受注料金 = 固定対応時間 × 必要時間単価 + 制作時間 × 必要時間単価短い案件ほど、固定対応時間の影響が大きくなります。
料金表には「条件」を一緒に載せます
料金表の記載例
バナーデザイン1点:〇〇円〜。同一デザインのサイズ展開:1点〇〇円〜。基本料金には初稿1案、修正2回、JPEG・PNG納品を含みます。構成や訴求が異なる場合は新規制作としてお見積もりいたします。
本記事は、見積もりと価格設計を検討するための一般的な情報です。個別案件の市場価格、利益、成約または法的有効性を保証するものではございません。契約・税務上の重要事項は、必要に応じて専門家へご確認ください。