この記事の要点

制作開始後のキャンセルで困るのは、作業済み時間だけではありません。その案件のために確保した予定や、断った別案件も戻せません。開始前に精算方法を共有します。

着手金は、制作枠を確保する合図です

着手金は、お客様の支払能力を疑うためではなく、双方が案件開始を確定するための条件です。制作側はスケジュールを確保し、お客様は発注意思を明確にします。

割合に一律の正解はありません。小規模・短期案件では全額前払い、一定規模の案件では30〜50%を着手金として、残額を納品前後に設定する例があります。実際の条件は案件規模と関係性に合わせてください。

キャンセル料は、進行段階に合わせます

発注・枠確保
初稿制作中
初稿提出後

開始直後、初稿制作中、初稿提出後では、実施済み作業とデータ流用のリスクが異なります。進行段階ごとに割合または実費精算の方法を決めます。

見積書の記載例

着手金

制作開始前に、見積金額の50%を着手金としてお支払いいただきます。ご入金確認後に制作スケジュールを確定し、作業を開始いたします。

キャンセル

制作開始後にお客様都合で中止される場合は、進行状況に応じて実施済み作業分をご精算いただきます。外部費用が発生している場合は、実費をあわせてご請求いたします。

割合だけでなく、対象範囲を決めます

キャンセル料の対象に、外注費、素材購入費、撮影費、振込手数料を含むかを明記します。また、保留が長期間続いた場合の再開条件も決めておくと、予定を管理しやすくなります。

重要な契約は専門家へ確認します

キャンセル条件や著作権などの法的な扱いは、案件や取引形態によって異なります。高額案件や継続契約では、弁護士などの専門家へご確認ください。本記事とテンプレートは、条件整理のための一般的な参考情報です。

参考にした公開情報

各リンクは公開時点の参考情報です。料金や契約条件は、ご自身の業務内容と取引条件に合わせてご判断ください。

本記事は、見積もりと価格設計を検討するための一般的な情報です。個別案件の市場価格、利益、成約または法的有効性を保証するものではございません。契約・税務上の重要事項は、必要に応じて専門家へご確認ください。