この記事の要点
月160時間働いても、そのすべてをお客様へ請求できるわけではありません。営業、見積もり、連絡、経理、学習を除いた「売上を作れる時間」から必要単価を考えます。
働く時間と、請求できる時間を分けます
フリーランスには、案件制作以外の仕事があります。問い合わせ対応、見積書、ポートフォリオ、SNS、経理、学習などです。これらを無視して160時間で割ると、必要な時給を低く見積もります。
80h月160時間のうち、お客様へ請求できる時間の例
必要時間単価を逆算します
必要時間単価 =(目標手取り+経費+税・予備費)÷ 請求できる時間実務では「必要な月間売上」を先に置き、それを請求可能時間で割る方法が分かりやすいです。
計算例
月間で必要な売上が40万円、請求できる時間が80時間の場合です。
400,000円 ÷ 80時間 = 5,000円/時間案件単価へ落とし込みます
必要時間単価が5,000円で、LP案件に合計48時間かかる場合、工数の土台は24万円です。合計時間には、制作だけでなく、打ち合わせ、連絡、修正、納品を含めます。
| 作業 | 時間例 |
|---|---|
| 要件整理・打ち合わせ | 5時間 |
| 構成・調査 | 8時間 |
| デザイン | 25時間 |
| 修正・連絡・納品 | 10時間 |
単価を上げる以外にも改善できます
必要単価と現状に差がある場合、値上げだけが方法ではありません。確認回数をまとめる、テンプレートを使う、原稿整理を別料金にする、継続案件を増やすなど、請求できる時間と制作効率の両方を改善できます。
3か月ごとに実績で見直します
理想の時間配分だけで決めず、カレンダーや作業記録で実績を確認してください。請求可能時間が想定より少なければ単価を上げるか、営業・事務の手順を見直します。案件が増えた時期と少ない時期の平均を見ると、無理のない基準になります。
参考にした公開情報
各リンクは公開時点の参考情報です。料金や契約条件は、ご自身の業務内容と取引条件に合わせてご判断ください。
本記事は、見積もりと価格設計を検討するための一般的な情報です。個別案件の市場価格、利益、成約または法的有効性を保証するものではございません。契約・税務上の重要事項は、必要に応じて専門家へご確認ください。